ながき鍼灸整骨院

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2022.3.15 膝の水腫は危険な兆候

こんにちは!

ながき鍼灸整骨院の稲葉です

前回の膝の水腫についての続きになります。

怪我をして5日目までを急性期といい

この急性期の段階が今後の明暗を分けます

最初のアイシングや固定などの処置をしないと

関節の中の水腫が溜まり続け

膝関節を使えずに前ももの筋肉が

代償してくる事で全体的に腫れが拡がる。

この膝の腫れが強くなる事で

膝の中にあるセンサーを狂わせてしまい

前ももの筋肉に活動抑制がかかり始める。

これをArthrogenic muscle inhibition

頭文字をとってAMiと言われています。

日本語では、関節因性筋抑制といいます。

AMIが怖いのは、前ももの筋肉は歩く際

ブレーキをかけつつも推進力を上げる

バレーボールで言うセッターのような

非常に大事な筋肉になります。

という事は、AMIの状態になると

前ももが使えずブレーキが効かないため

膝が抜けたり最悪のケース軽い負荷で

靭帯断裂などの大怪我をすることがあります。

現在AMIについては確立した治療法理論は

なく、とにかく膝の腫れを引かす事が

1番大事であり、腫れを引かして

徐々に前ももに負荷をかけるような

トレーニングや代償動作を少しでも

減らすようにお尻の筋肉や後ろ腿

ふくらはぎの筋肉の状態を良い状態に

保つことが回復の条件かと考えています。

回復段階でできるエクササイズが

あるのでこちらをご紹介したいと思います。

用意するのはタオルのみ。

長座の姿勢になってもらい。

膝の下にタオルを入れます。

これだけ!

そして膝でこのタオルを押し潰すように

行っていきます。

10回を2セット。 潰す時に前ももの筋肉に

力が入ればオッケーです。

痛みが強い時は無理せずに様子を見ながら

行いましょう。

数週間から数ヶ月続く、膝の痛み

腫れの際は一度専門家に診てもらうことを

お勧めします。