ながき鍼灸整骨院

トップ
当院のこだわり
院長・スタッフ紹介
アクセス
お問い合わせ
2022.4.13 奇跡を信じて

みなさん。こんにちは!

ながき鍼灸整骨院の稲葉です。

今日は長文になってしまいますすみません🙇‍♂️!

先日ですが、娘の萌叶の手術が無事終わりました。

萌叶は入院をして約5ヶ月になります。

娘の病気は、右室型単心室症、肺動脈閉鎖

という病気になります。

健常な子では、心臓にある心室は2つあります。

萌叶の場合は、心室が1部屋しかないため

全身から帰ってくる血液と肺で

濾過した綺麗な血液が

混ざってしまうため酸素が少ない状況になります。

また医学的には肺動脈閉鎖という診断名ですが

簡単に言うと肺動脈というものがうまれつき

無い状態です。

大人でこの状態では、生きられないため

生まれてすぐの赤ちゃんでは肺動脈を補助する

動脈管という血管があり、この動脈管がある

おかげで肺動脈がなくても肺に酸素を送れました。

生まれてすぐに心臓に雑音がみつかり

救急で現在入院している子供医療で

早期に治療ができたため

生まれた直後から良好な状態を維持できました。

月日が経つにつれ、本来動脈管は閉鎖してしまう

ので生後3000gで手術をしますが!

萌叶の場合、動脈管が安定していたため

体重を増やしながら経過を見ることができ

なんと、第一段階の手術をせず第二段階である

グレン手術から入ることができました。

家に帰ることは許されませんが、小さい体で

手術を行うという事はとても体にかかる負担が

大きいので、危険度も25%あると言われました。

ただ、この手術を回避して第二段階から

行けたのは症例的にはとても少ないと言われました。

奇跡を起こしてくれたと思い涙が止まらなかった

のを覚えています。

第二段階でも危険度は20%と高く不安があり

手術前説明を受けてから不安からか

体調を崩し、育休休暇で仕事に行けない事も

重なったため精神的な不調も自分自身患いました。

朝起きてから体が痛い、楽しい気持ちになれない日々。

焦燥感と苛立ちがありちょっとの事でも

怒りやすいというのがあり、一度心療内科に

受診し適応障害という診断をうけました。

薬をもらって治療をしましたが

1番の薬は萌叶の手術が無事に終わった事で

不安が消え落ち着きました。

写真は手術後4日目、4月10日になります。

4日目になると抱っこをさせてもらえることが

可能となり、点滴の数も数本になったため

抱っこの許可ももらえました。

体重も落ちることなく手術前と比べて

300グラム減ったぐらいでとても良好な

状態です。

明日、明後日には一般病棟に移動して

経過を見ながら、ゴールデンウィーク前後には

退院ができるのではないかとも思っています。

この半年間は沢山の悲しみもありましたが

喜びも増えたくさんの方に支えられました。

職場の仲間、患者様にもたくさんの激励や

言葉を送って頂きました。

一つ一つ患者様には、治療を通して

返したいと思います。

そして萌叶には、生まれてきてくれてありがとう

パパの子供になってくれてありがとう。

とたくさん伝えていきたいと思います。

何年後も、10年後、20年後も、数十年後も

萌叶が成長して大きくなっていくのを

見届けたいと思います。

長文になってしまいすみません。

読んでいただきありがとうございました。