ながき鍼灸整骨院

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2023.9.6 妊娠中の体のこと 〜つわりについて〜

こんにちは。助産師・鍼灸師の石川です。

ありがたいことに、当院にご来院くださる方々から、ご自身の出産や助産師との関わりについてお話しいただけることが増えました😊

笑いあり涙ありのみなさまの体験とともに、助産師という職業を、素敵ですねと言っていただくことも多く、とてもうれしい気持ちになります♡ありがとうございます。

助産師として勤務していた頃から、マイナートラブルに寄り添ったケアを目指して妊婦さんと関わっておりました。産前産後鍼灸を担当させていただいておりますが、そもそもマイナートラブルってなんだろう?という男性、女性の方々もいらっしゃると思います。

そこで、妊娠中のマイナートラブルについて、数回に分けてあれこれ紹介していこうと思います。

初回は、『つわり』についてご紹介します。

つわりとはなんでしょうか。

ドラマや映画で、女性が急に気持ち悪さを感じてトイレにかけ込み、妊娠していることに気付くというシーンを思い浮かべるかもしれません。

つわりとは、妊娠がわかる5〜6週(2ヶ月)頃に気持ちが悪くなって吐いたり、食欲がなくなったり、逆に食欲が旺盛になり過ぎてしまうことや食べ物の好みが変わる症状のことなどを指します。つわりの原因については実は今もわかっていませんが、妊娠すると分泌が促進されるホルモンの影響が有力視されています。

多くの妊婦さんにつわり症状が見られますが、妊娠16週頃(4ヶ月)には、ほとんどの場合自然に良くなります。

ですが、中には全く食べたり飲んだりすることができなくなり、体重がどんどん減ってしまうことがあります。この場合は、妊娠悪阻(にんしんおそ)という病気として治療が必要です。点滴などで必要な栄養分を補ってもらう必要があります。

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つわりの時のポイントは2つです。

1.食べられる時に食べられるものを食べる

2.吐いても、飲むこと食べることを意識する

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栄養バランスはひとまず気にせず、食べられそうなものを食べてください。

よく相談されるのが「野菜が摂れてないが大丈夫か」「フライドポテトばかり食べてしまう」などの偏った食事の相談です。

この時期の赤ちゃんはとても小さく、また卵黄嚢という赤ちゃんに栄養を送ってくれる器官が働いてくれているので、食べ物の質やバランスに頭を悩ませる必要はありません。

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つわりの乗り切り方をいくつか紹介します💪

・空腹時につわり症状が強く出る傾向にあるので、起床時すぐ口に入れることのできるビスケットやキャンディなどを枕元に置いておくとよいでしょう。

・においを抑えるために食べ物を冷やして食べる。

・1回の食事量を少なくし、数回に分けて食べる分食を取り入れる。

・ジュースやスープ、ゼリー飲料で栄養を補給する。

・唾液を吐き出せるよう、外出時はフェイスタオルや予備のタオルを持ち歩く。

・頭のてっぺんや鎖骨の間をアイスノンや氷で冷やす。

ながき鍼灸整骨院で鍼灸治療を受けられるのもおすすめします❤️‍🩹

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そして私が思うつわりの時期にとても大事なこと、それは男性の思いやりです。

妊娠がわかり、うれしいような不安もあるような複雑な気持ちだと思います。その上、つわりでつらいパートナーの様子に驚きもあるでしょう。

妊娠中の女性は日々のからだの変化やホルモンの影響、出産への不安などから、精神的にも不安定になります。そんな時、男性の思いやりある行動にとても救われます。

「食べたいものがあれば買っていくよ」と仕事終わりに連絡をしたり、ごはんの用意がないことに理解を示したり、女性の涙に理由を求めず寄り添う姿勢も、ちゃんと伝わる思いやりです。

妊娠中の関係性は産後にも影響するため、思いやりある態度で共に乗り越えていきましょう💐